やっぱりレースが好き<2>(2004年)

☆今年もスキーが熱い!☆
今年もスキーのシーズンがやって来た。そして去年のあの興奮を忘れられずにレースに繰り出した。東京都下スキー選手権大会(野辺山)だ。今年は期末試験直前の子供は参加せず単身での参加となった。
去年からの進歩といえば、スキーのためにオフの体力作りに市のテニス連盟に入ってテニスを始めたこと、それに、スキー連盟のスキーレッスンで半日ポールをくぐったくらいで、精一杯だった。それでも、タイム云々より、この普段味わえない緊張感と滑り終わった後の充実感を味わいにまたやってきた。
☆今年はワンピ?☆
まずはレースといえばお決まりの身体にぴったりのレーシングスーツ(ワンピース)とヘルメット。去年は次回は最低のレースギアはそろえたいと誰ともなく言っていたのに、結局普通のスキーウエアでの参加となった。スタート地点に集合して次々とジャケットを脱ぎ派手なワンピになるほかのチームの人たちの中で、「ねえ、上着脱いだら、1秒くらい変わるかもよ。」春スキーのような陽気だし、少しでも空気抵抗を減らそうと、上着を脱いだ。
一日目のスラローム2本は旗門が難しく、思い切れず、完走はしたものの遅いタイムで終わった。
二日目はグランドスラローム。スタート地点が上がり急斜面からのスタートだ。旗門の間隔が開き、かなりスピードが出る。
さらに暖かい日になって、Yさんは前日よりさらに1枚脱いで黒の下着に!(タンクトップとTシャツ)雪もゆるみ、無駄のない速い滑りをするにはやはり技術が必要だ。最高に気持ちよく速く滑ったつもりだったのに順位は上がらなかった。
☆爽快感がたまらない☆
ゴールして電光掲示板のタイムを見る。そして、コースを見上げる。スタート地点ははるか上の方で見えない。こんなところを滑ってきたんだな。二日間の緊張感が一気に爽快感に変わる。
「ゼッケン△番、○○選手のタイム、××秒。」コールがされる。
春のような天気、きりりと浮かぶ八ヶ岳、リフトでかかる「スターゲイザー♪」あ〜、しあわせ。
☆絶妙なバランスで☆
準指のMさんは「よーし、ポールを始めようかな。」
Yさんは「ワンピなしで来年もやるわ。」
わたしは、「帰ったら子供のワンピを着てみるわ。」
カービングもマスターしたいし、ポールも練習したいし。
遊び盛りのわたしだけど、がまんがまん。そうそう、スキーは逃げないんだから。
そう、キーワードは、仕事と勉強と家事と育児とスキーの…絶妙なバランス。